Shades of Reality ¼
リアリティの諸相 ― 事実とフィクションのあいだ
今年のテーマ「Shades of Reality – Between Truth and Fiction(リアリティの諸相 ― 事実とフィクションのあいだ)」では、日本の、映画および社会における現実とフィクションの関係に焦点を当てます。映画というものが「現実」をどのように形づくり、解釈し、あるいは問い直していくのか――劇映画かドキュメンタリーかという枠組みに当てはまらない表現形式や、記憶や想像をもとに語られる主観的な物語表現を通して、そのあり方を探ります。
また、偽の情報やデジタル画像操作、人工知能の役割をめぐる現代的な議論を背景に、事実とフィクションの関係はこれまで以上に重要なテーマとなっています。日本は、技術的先進性を持つ一方で、独特の様式や象徴的な表現の伝統を持っており、日本映画はしばしばそれらを取り入れてきました。こうした観点から、本特集は日本を考察する上でも重要な視点を提示します。
本特集では、観る者それぞれが自身の認識を見つめ直し、現実とフィクションのあいだにある豊かな魅力を発見するきっかけとなるでしょう。
なお、本特集の一部作品は映画祭終了後、ライン=マイン地域の映画館にて上映予定です。
本特集「Shades of Reality – Between Truth and Fiction」は、Kulturfonds Frankfurt RheinMainの助成により実施されます。
