Press Release Mar 10, 2026
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第26回 日本映画祭「ニッポン・コネクション」“本物”の日本とは何か― 現実と虚構をめぐって
女優・山田杏奈がニッポン・ライジングスター賞を受賞/ 重点テーマ 「リアリティの諸相 ― 事実とフィクションのあいだ」/ 2026年6月2日〜7日ドイツ・フランクフルトにて開催
ニッポン・コネクションは今年で第26回を迎えます。世界最大の日本映画祭が、2026年6月2日から7日までドイツ・フランクフルトで再び開催され、訪れる人々を魅力あふれる日本映画の世界へと誘います。
100作品以上の短編・長編映画からなる充実のプログラムでは、最新の日本映画の多彩な魅力を紹介するとともに、これまでにない視点や感覚を求める観客に新たな物語との出会いを提供します。迫力ある映像に満ちた大作や、生きることの本質に迫るアニメーション、さらには先鋭的なインディペンデント作品まで、幅広いラインナップを取り揃えています。その中には、監督や俳優など映画関係者を迎えて上映されるドイツ・ヨーロッパ・世界初上映作品も多数含まれています。
さらに映画祭を彩るカルチャープログラムとして、興味深い講演や、学びの多いワークショップ、熱気あふれるコンサートなど、多彩なイベントも開催されます。加えて、フェスティバルの2つのメイン会場であるKünstler*innenhaus Mousonturm と Produktionshaus NAXOSでは、大規模な日本マーケットも開かれ、さまざまなブースを巡りながら、食事や買い物を楽しむことができます。
女優・山田杏奈がニッポン・ライジングスター賞を受賞
6月7日に授与されるニッポン・ライジングスター賞の受賞にあたり、日本の女優・山田杏奈がフランクフルトを訪れる予定です。ニッポン・コネクションは、Kyocera Document Solutions Deutschlandの提供による本賞を通じて、日本映画界で活躍する将来有望な才能の功績を称えます。山田杏奈は2001年生まれ、埼玉県出身。2018年に内藤瑛亮監督作『ミスミソウ』で映画初主演を務め、その後も多数のテレビドラマや映画に出演しています。
繊細な感情表現と力強さを兼ね備えた演技で、大規模な商業映画から革新的なインディペンデント作品まで幅広く活動し、日本の若手俳優の中でも特に注目を集める存在です。すでに第48回日本アカデミー賞・優秀助演女優賞、新人俳優賞や、第15 回 TAMA 映画賞最優秀新進女優賞をはじめとする数々の賞を受賞しています。ニッポン・ライジングスター賞は、その将来性豊かな若き才能を日本国外にも広く紹介し、国際的な注目をさらに高めることを目的としています。
本映画祭では、山田杏奈主演の最新作『NEW GROUP』がドイツ初上映されます。 下津優太監督によるこの心理ホラー作品は、社会的ピラミッド型構造をテーマにし、山田杏奈演じる主人公が狂気に陥った生徒たちの集団と対峙する物語です。
重点テーマ:リアリティの諸相 ― 事実とフィクションのあいだ
今年のテーマ「Shades Of Reality – Between Truth And Fiction(リアリティの諸相 ― 事実とフィクションのあいだ)」は、演出と現実の間に生まれる緊張関係に焦点を当てます。中心となるのは、映画というものが「現実」をどのように形づくり、解釈し、あるいは問い直していくのかという点です。例えば、劇映画かドキュメンタリーかという枠組みに当てはまらない表現形式や、記憶や想像をもとに語られる主観的な物語表現などが挙げられます。
近年、偽の情報やデジタル画像の操作、アルゴリズムによって選別された「現実」が世界的に議論される中、事実とフィクションの関係はこれまで以上に注目を集めています。それは同時に、「現実」をめぐるアートシーンに新たな視点をもたらしています。ニッポン・コネクションは、多彩な映画・文化プログラムを通じてこの議論のための場を提供します。本特集は、Kulturfonds Frankfurt RheinMainの助成により実施されています。
第一弾ラインナップ発表と短編アニメーション賞の新設
第一弾ラインナップとして、山田杏奈主演の『NEW GROUP』に加え、奥山由之監督による、アニメの名作『秒速5センチメートル』の待望の実写映画化作品、さらに、2025年カンヌ国際映画祭で世界初上映された石川慶監督による戦後を描いたドラマ『遠い山なみの光』のドイツ初上映が決定しています。
また、本映画祭では「ニッポン・アニメーション・ショート賞」が新設され、短編アニメーション作品を対象としたコンペティションが実施されます。 本賞は日本の若手クリエイターの育成を目的とし、ワコムとの協力のもと授与されます。多数の応募作品の中から、3つの短編プログラムが編成され、3名の審査員によって選出された受賞作品は、6月6日の授賞式で発表されます。
その他の情報
2026年5月9日より公式ウェブサイト NipponConnection.com にて、映画祭プログラムの全容が公開され、同日からチケット販売も開始されます。
提携ホテルでは、フェスティバル来場者向けに特別宿泊料金が提供されます。
映画祭について
日本映画祭「ニッポン・コネクション」は、約100人のボランティアを中心としたチームからなるNPO法人「ニッポン・コネクション」により運営されています。また、ヘッセン州科学研究芸術文化大臣のティモン・グレメルス氏、フランクフルト市長のマイク・ヨーゼフ氏、および在フランクフルト日本国総領事館の後援を受け、開催されています。2000年の映画祭発足以後、日本映画における世界最大級のプラットフォームへと発展し、ヘッセン州における最大級の映画祭となりました。2025年には約20,000人が来場しました。オンラインプラットフォームbetterplace.orgでは、本映画祭を支援するキャンペーンが実施されています。